除草剤

Herbicide

除草剤

 除草剤は農薬ですから、農薬取締法に基づき国に農薬登録をされています。農薬の登録の為には薬効の他、作物への薬害・残留性、動植物への毒性・影響などを調べる試験を受け、問題ないと判断される必要があります。そして農作物に使えるのが「農耕地用」で、樹木などに限定されているのが「非農耕地用」となります。
 農作物の試験をするには莫大な費用や時間がかかるため、特許の切れた農薬有効成分を使って農作物には試験を行わず「非農耕地用」で安価で販売している製品もありますが、 製法や添加物が異なるので同じ系統の成分でも「非農耕地用」は農地に使ってはいけません。

難防除雑草に強く畦にも最適! BASFジャパン株式会社 バスタ®液剤

有効成分:グルホシネート 18.5%

 イネ科、広葉、一年生など、ほぼすべての雑草に高い効果を示す。また、薬剤が直接かかった部分のみ枯らすため、根は枯れず、畦畔の強度が保たれる。抑草期間が長く、省力化に大きく貢献するのも特徴。地面に落下した有効成分は、土壌微生物によって分解されるため、環境にも優しい。

雨にも強い! 強力な浸透力で根まで枯らす 日産化学株式会社 ラウンドアップマックスロード

有効成分:グリホサートカリウム塩 48.0%

 米国モンサント社の特許技術「トランゾーブテクノロジーII」に磨きをかけ、活性成分のさらに強力な吸収・移行力を実現した製品。土壌に落ちても自然物へと分解されること、散布1時間以後であれば降雨があっても効果が減少しないことなどが特徴。また、ULV5ノズルを使用すれば、散布液5Lでおよそ1反の除草作業ができる。

雑草の発芽を抑え、除草作業の省力化に アグロ カネショウ株式会社 カソロン粒剤6.7

有効成分:DBN(ジクロベニル) 6.7%

 発生している雑草を枯らす作用に加え、種子の発芽を抑える作用も備える製品。秋や冬に散布すれば、初夏まで雑草の発生が抑えられるスグレモノだ。水田畦畔に使用した場合、田植え前後の草刈り作業が省かれるというメリットも。また、土壌への吸着力が高いため、斜面で使っても下方へ流れにくい。

使用場面に応じて使い分けが可能 シンジェンタジャパン株式会社 タッチダウンiQ&プリグロックスL

有効成分(タッチダウンiQ):グリホサートカリウム塩 44.7%
有効成分(プリグロックスL):ジクワットジブロミド 7.0%、パラコートジクロリド 5.0%

 高濃度の活性成分が有効に働き、防除が難しい雑草にも優れた効果を発揮するのがタッチダウンiQ。2種類の界面活性剤により、有効成分がすみやかに浸透し、雑草の根まで枯らす。一方のプリグロックスLは、散布後一日で効果を実感するほどの、スピーディな効き目を持ち味とする。また、雨に強く、付着した部分だけを枯らす。