果実が肥大する時期ですが、落果も始まります
6月。 レモンの花びらが落ち、それと一緒にせっかく果実の形になってきたレモンの赤ちゃんも落ちます。 これを、ジューンドロップ、6月の落果と言います。 受粉や受精の失敗、果実と枝葉の栄養の奪い合いなどで起こると言われています。
落果が多い場合は、冬の防寒対策は十分だったか、施肥は適切だったか、日当たりは良いか、枝を切り過ぎていないかなどこれまでの管理作業を見直します。下旬には夏枝が発生します。
四季を通じての生育状況をお知らせします。
6月。 レモンの花びらが落ち、それと一緒にせっかく果実の形になってきたレモンの赤ちゃんも落ちます。 これを、ジューンドロップ、6月の落果と言います。 受粉や受精の失敗、果実と枝葉の栄養の奪い合いなどで起こると言われています。
落果が多い場合は、冬の防寒対策は十分だったか、施肥は適切だったか、日当たりは良いか、枝を切り過ぎていないかなどこれまでの管理作業を見直します。下旬には夏枝が発生します。
気温の上昇と共に、枝が伸びて葉が次々と展開し、大きくなります。花蕾は徐々に膨らんでやがて開花します。一つの花の寿命は4日ほどです。開花時期が揃わないので2週間位咲き続けます。その開花期間中園地では、柑橘類特有の甘く清々しい香りが漂います。
一つの花には花びらが5枚あり、その内側には多くの雄しべが、中心には雌しべがあります。雌しべの先端に黄色く丸い柱頭がある花と無い花があります。柱頭がある花を「完全花」、無い花を「不完全花」と言います。「完全花」の多くは正常に受粉・受精し結実しますが、不完全花はやがて落ちます。栄養状態が悪いと不完全花が多くなり、実付きが悪くなります。
レモンは両性花で、ハチやチョウなどの昆虫が好んで寄ってきます。特に意識せずとも自然と受粉が行われます。
日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い日が夏至です。いつが夏至かは天文学的に決まり、毎年、6月21日か22日です。この日を境に、だんだんと日が短くなっていきます。ちなみに、夏至という日本での名前は、二十四節気(にじゅうしせっき)という中国の古いこよみから来ています。「昼の時間が長い」というのは北半球での話で、南半球では同じ日が、もっとも昼の時間が短い日になります。
2021年マイヤーレモンの開花は4月15日頃でした。
開花から約2ヶ月経過した6月21日のマイヤーレモンの生育状況です。
気象庁の発表によると、28日頃南九州は梅雨明けした模様との発表がありました。例年7月14日頃が梅雨明けなのですが、約2週間近く遅れての梅雨明け宣言となりました。
梅雨が明けると晴天日が増えます。葉では光合成が盛んに行われ、黄緑色の葉が徐々に濃い緑色になります。レモンの果実が盛んに肥大し始めています。春枝からは夏枝が発生し、栄養状態が良いと花(夏花)が咲きます。
気温の上昇とともに、枝が伸びて歯が次々と展開し、大きくなります。花蕾は徐々に膨らんでやがて開花します。ひとつの花の寿命は4日程ですが、開花時期が揃わないので、2週間ほど咲き続けます。その間園地では、あたり一面に柑橘系の花特有の、甘くそして清々しい香りが漂います。
花には花びらが5枚あり、内側には多くの雄しべが、中心には雌しべがあります。花をよく観察すると、雌しべの先端に黄色く丸い柱頭がある花と無い花があります。柱頭がある花を「完全花」、無い花を「不完全花」と言います。完全花の多くは正常に受粉・受精して結果しますが、不完全花はやがて落ちます。栄養状態が悪いと不完全花が多くなり、実付きが悪くなります。